基本的に野生のタヌキは、食べられるものなら何でも食べるという認識で良いでしょう。
そのため、食べ物が不足するということもほとんどなく、仲間同士で争うこともありませんし、食べ物を探すために群れをつくる必要もないため単独行動を好みます。
タヌキの食べ物
タヌキは雑食です。
そのため野生では、どんぐりや栗などを含む果実、植物の茎、根、葉など、そして昆虫やミミズなども食べて生活しています。
さらには、住む場所によってはネズミや鳥(卵も)、ヘビやトカゲなどの爬虫類、カニやウニなどの甲殻類を食べることもあります。
野生のタヌキの生息地
野生のタヌキは森の中に住んでいることが多いのですが、意外と生息している国は少なく思えるかもしれません。タヌキがいるのは日本のほか、中国、朝鮮半島、ロシア南東部となっています。
しかし、最近ではヨーロッパに輸入されたタヌキが逃げ出して野生化したため、ヨーロッパ全土でも生息が確認されるようになりました。
タヌキが住むのは森の中と言いましたが、幅広い環境に適応できる能力を持っているため、海岸近くにも下りてきますし、逆に標高3000mを超える山地で暮らしていることもあります。
そのため、カニやウニといった海産物を食べるタヌキも出てくるわけですね。
においを頼りに食べ物を探す
タヌキはあまり目が良くないため、鼻を使って食べ物を探します。
最近では野生のタヌキが住宅地に住み着くことが問題となっていますが、そこでゴミを漁るのも、においが関係しているのかもしれませんね。
人間側も、ゴミの管理には気を付けなくてはいけません。
まとめ
野生のタヌキは日本のほか、中国や朝鮮半島、ロシア南東部などに生息していますが、近年ではヨーロッパでも確認されるようになっています。
住んでいる場所は森の中ですが、環境への適応能力が高いことが特徴です。
タヌキは雑食の動物で、野生では動物性のものも植物性のものも幅広く食べて生きています。つまりは人間の捨てたゴミも食べられるということなのですが、人間の食べ物はタヌキにとっては害となることもあります。
ゴミの管理はきちんと行いたいですね。