動物の狸という名前はなぜ付けられたのか知っていますか?
読み方は「たぬき」であることは誰でも知っているかもしれませんが、なぜ「たぬき」という名前になり「狸」という漢字が使われることになっているのか調べてみることにしました。
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どうして狸と呼ばれるのか
狸は少し意外かも知れませんが、イヌ科の哺乳類に分類されます。
東アジアやロシア東部などに生息しています。世界中に生息しているわけではないので、海外から見れば珍しい動物だというイメージもあるようです。
そんな狸という和名はどのように付けられたのでしょうか?
由来についてはいくつか説があるようです。調べる中で最も多く目にしたのが、狸の皮を田貫きというものに用いたからという説でした。
田貫きとはどのようなものでしょうか?
田貫きとは人の手や腕を覆って保護するものです。
手甲の様なものをイメージすればわかりやすいかもしれません。
他の説としては、人を出し抜くことから名づけられたことや、田の怪の意からきている説などもあります。
少し変わったものとしては、人の魂を抜き取ってしまうことから魂抜き(たまぬき)とされて狸と呼ばれるようになったようです。
狸と呼ばれる理由としては、様々な説があるのでどれが正しいのか分かりません。
しかし、昔の人たちが狸という動物に対してどのようなイメージを持っていたのか少し分かるような気がしますね。
狸の漢字の由来は
漢字で「狸」と表すようになった理由は何なのか調べてみます。
名前の由来から考えれば他の漢字でも良さそうですよね。
この「狸」という漢字の意味は、ヤマネコなどを含めた中型の哺乳類を表していたそうです。
日本には、狭い範囲にしかヤマネコが生息していませんので、中世の時代に整理されたときに「狸」という漢字が「たぬき」になったようです。
整理されたことにより、古い文献の中には混乱しているものも存在しているようで、猫と狸の漢字が逆に使われているものもあるようです。
まとめ
今の時代では、狸が「たぬき」であることに何にも疑問に思わず生活しています。
動物園に行っても、どうして狸と呼ばれているのか説明されることはありませんよね。
名前の由来や意味を調べることで、動物について学べる機会が増えそうですね。