黒っぽい毛の色とネコ目という観点から、タヌキは夜行性というイメージがあります。

タヌキは夜行性なのでしょうか。逆にタヌキの天敵は昼行性なのでしょうか。

タヌキの生活について、夜行性、昼行性に着目して調べてみました。

 

タヌキ 夜行性

出典元:https://www.instagram.com/

子だぬきのため、昼夜問わず夫婦で協力餌さがし

多くの資料でタヌキは夜行性と記されています。ですが、近年の研究では、昼間や夕方にもかなり行動していることがわかってきたそうです。

餌の少ない地域で子育てをしている親ダヌキは、夫婦交代で昼でも夜でも餌を探しに行かないととてもおいつけません。

タヌキの天敵であるイヌワシは、ワシタカ類の仲間で、昼行性猛禽類といいます。

天敵のイヌワシに襲われる覚悟で、タヌキは昼も餌を探しに行くのです。

見通しの良いひらけた野原では、イヌワシから避けるためきっと素速く走って移動することでしょう。

イヌや、オオカミは、よく吠えることで知られていますが、タヌキは吠え声をあげることはありません。

鳴かないというのではなく、親しい仲間と一緒にいるときは、「クンクン」や「ミャーミャー」といった鳴き声をだします。

 

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都市部でも現れるタヌキたち 被害を最小限におさえるには?

本来、夜行性であるタヌキが昼間でも危険を承知で活動するようになりました。

人間がタヌキのすみかを壊し、そこに道路や街をつくったり、田畑を耕したりしたため、自然とともにタヌキの餌がなくなってきたからではないでしょうか。

そんな野生のタヌキたちによる被害が最近増えてきています。

ごみあさり、ためふんによる悪臭、そして丹精込めた農作物を忍び込んでは食べてしまいます。

人間とタヌキがいい関係を保つために私たちにできることがあります。

例えば、残飯をあさる被害には、生ゴミは決められた時間にゴミ出しし、防獣ネットをかけておおいます。

タヌキが何度も訪れないよう餌付けをしない。

そして、雑草は草刈りをしてタヌキの隠れる場所をなくします。

鳥獣保護管理法により、タヌキは保護・捕獲してはいけません。

狩猟が可能なのは、許可された期間のみなので、一部の地域では野生のタヌキが増えているそうです。

 

まとめ

夜行性とは、夜に活発に行動・捕食し、昼間は休む・眠る性質のことです。

タヌキは、人間の活動しない夜に行動しますが、人間のいない地域では昼間でも行動するそうです。

昼間寝て、夜に元気に活動するという「夜行性」とは、わたしたち人間にも使われる言葉だそうです。

夏の暑い日差しをうけると、体の色が黒っぽい動物や、小さな動物はすぐに体温があがってしまいます。

そのため彼らは日光を避けるため、昼間は巣に隠れて眠っています。

そんな小さな動物たちが活動する夜に、タヌキたちも合わせて活動し捕食しているのです。

 

 

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