タヌキが保護されるときには、病気になっているときもあると思います。
保護原因で多く見られる病気に疥癬(かいせん)症というものがあります。
どのような病気であり、自然治癒することが出来るのかについて調べてみることにします。
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タヌキの皮膚病
タヌキが発症する皮膚病の一つが疥癬症というものです。
どのようなものか簡単にまとめてみると、見た目はガサガサの皮膚になり、毛が抜け落ちてしまうものです。この時のタヌキは普段私たちが目にしている姿とはかけ離れているので、一目見てもタヌキだと分からないかもしれません。
そのくらい重症になってしまう病気であることが伝わるでしょうか?
この原因とされるのがダニです。
ヒゼンダニという種類のダニが寄生して卵を産み、繁殖するのです。
この時のかゆみをどうにかしようとタヌキは全身を掻きむしります。
そのために毛もなくなり、皮膚の状態はかさぶたの様になってしまうのです。
改善するためにはどのように治療するのか。
また、野生のタヌキなどが発症した場合、全てのタヌキが治療を受けることはできないと思います。
自然に治癒できる病気なのかも調べてみたいと思います。
疥癬症の治療と治癒
保護されたり、飼育されているタヌキが疥癬症になった時は、人による治療方法がありますよね。
その時には、ダニに効く注射で治療を行います。
症状が回復すれば、きれいな皮膚になりますし、抜け落ちてしまった毛も生えてくるのです。他にも、清潔な状態を保つようにシャンプーもしているようです。
皮膚の代謝を良くするために汚れを洗い流すことは効果があるようです。
保護されたタヌキの場合は、回復して毛も生えてきたら野生に返されることもあるみたいです。では、この病気が自然治癒することはあるのでしょうか?
残念ながら野生での自然治癒は困難な場合が多いみたいです。
人による治療に頼れば比較的簡単に治せますが、そのためにはタヌキを保護したり、保健所や獣医へ連れて行ったりしなければなりません。
もしも疥癬にかかっているタヌキを保護することができたら、少しでも早く治療を行ってあげることが必要になります。
まとめ
タヌキだけでなく、多くの動物が皮膚病になる可能性があると思います。しかし、今回調べた疥癬症は自然治癒することが困難だということがわかりました。人によって助けることができる命に出会った時には、野生動物であっても治療してあげたいと思います。