タヌキがぐっすり寝る時間はいつなのでしょうか。
また、睡眠時間は私たちとくらべて短いのでしょうか?それとも長いのでしょうか。
ほかの動物は?睡眠時間はどうやら食べ物によって違いがあるようです。
タヌキの眠りについて調べてみました。
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データがないタヌキの睡眠時間
夜行性と言われているタヌキですが、最近は都市型へと変化し日中でもよく活動をするようになってきました。
一概に夜行性とはいえなくなっています。動物園のタヌキでさえ、平均睡眠時間はデータがないそうです。
そこで、同じ食肉目である、イタチとイヌに注目してみました。
イタチの睡眠時間は、一日平均14.5時間です。
イヌは、一日平均10.5時間です。同じ食肉目でも4時間も差があるんですね。
草食動物の平均睡眠時間は、羊は4時間で、馬はさらに短く3時間です。
肉食動物は、捕食する食べ物が肉であり、高カロリー高たんぱく。少ない食べ物の量でいいので、食事の時間が短くて良いのです。
反対に草食動物はというと、餌となる植物はカロリーが低いため、必要な量を食べるには多くの時間を費やします。だから、睡眠時間が短いといえます。
私たち日本人の平均睡眠時間は、一日7~8時間というのが全体の35%と最も多いです。
幼児期は一日16時間で、老人になると5.5時間になるそうです。
想像ですが、食肉目であるタヌキは私たちより睡眠が数時間長いといえます。
タヌキといえば、タヌキ寝入り
ずる賢いイメージのタヌキ寝入り。それは、どのような行動なのでしょうか。
また、どんなタイミングでおこなっているのでしょうか。
運悪くタヌキが敵と遭遇し、捕らえられたとします。その時タヌキは死にマネをしてその場を逃れようとします。
擬死といいます。
これは、タヌキの意志ででるものだそうです。
天敵の側からみた場合、捕獲した動物が急に動かなくなると、油断し、力を緩める傾向があります。
この瞬間を見計らってタヌキは逃げ出すことができるのです。
まとめ
タヌキの睡眠時間帯は、時代とともに変化しているのではないでしょうか。
なぜなら、近年都市型傾向にあるタヌキは、昼間でも活動をすることがわかってきました。
昼間はじっと隠れて眠っているわけではないのです。
だから、タヌキの睡眠時間のデータがないのかもしれません。
昼間は、普通天敵を怖れて夜に活動する夜行性といわれてきたタヌキ。
都市部にすむことによって、大型の猛禽類に遭遇することもなく、人を怖がらなければ、昼間でもごみの残飯にありつけたりと、その生活をうまく適応させているのです。