たぬきの性別はどこで見分ける事ができるのか。
見た目は全く変わらないように見えるが、どこに違いがあるのか。
また、見た目以外にも違いがあるのかを調べてみました。
出典元:https://www.instagram.com/
オスとメスの違いは比べて見極める
たぬきは実際に単独で見るとオスかメスか見た目はほとんど変わらないので、見分けがつかないと言われています。
ですが、山間や谷の中心部などペアや家族で行動している事が多いので、比べてみると、メスたぬきの方が一回りほど大きいようです。
たぬきはオスとメスがペアになり、子供を産むと、子供を育てる為に、餌を求め山間や谷間の民家に近い所まで下りてきます。
その時に見かけるたぬきは、親子連れが多いそうです。
基本的に家族で共に生活をしますが、子供が産まれたばかりの時は、オスのたぬきが単独で家族の餌を探しまわる事もあるそうです。
育児に勤しむ母たぬきを待たせ、餌をとってくるオスたぬきの姿はまるで人間のお父さんのような存在です。
その時、子たぬきの側にいるのが母たぬき、すなわちメスのたぬきという事です。
しかし、一概に言えないのは、母たぬきが餌を探しにいく事もあるという事です。
その時は、父たぬきが子たぬきの側によりそい、母たぬきの帰りを待ちます。
繁殖期と活動
子たぬきは約一年で一人前に成長し、自立し親から旅立っていきます。
そして、自分の伴侶を探すべく山の中へいくのです。
山の奥深くに単独でいるたぬきはオスが多いようですが、これも自分の伴侶を求めてねり歩いているのかもしれません。
そして、発情期になるとオスのたぬきはメスを呼び寄せる為に、樹木に尿をかけて回ります。
樹木に足をあげ、尿をかけているたぬきを見かけたらそれはオスのたぬきに間違いないでしょう。
毎年1月~3月に繁殖期を迎えるので、この時期は特にオスよりもメスの方がお腹まわりを中心に大きくなっているでしょう。
たぬきが一回に産む子供の数は平均的に5匹~7匹と言われていますので、出産間近は明らかにメスの方が大きいでしょう。
また、その間もオスはメスの側に付き添っているので、ペアで見ると明らかな違いが分かるかもしれません。
まとめ
見た目ではほとんど違いを判別できない動物ではあるが、自分の家族を守ろうとするオスとメスの連帯感、家族想いの部分は、どこか人間と似ている部分があるなと感じました。
ペアでたぬきを見かけた時は、決して追いかける事や、大きな声を出す事のないように、暖かくペアの行方を見守りたいものです。
その先にはかわいらしい子たぬきを見る事ができるかもしれません。