毎年8月の白浜花火大会の前日の夜になると、私は大阪を出発して奈良県を通り和歌山の白浜へと山道をドライブしています。

そんな時、車のライトにキラキラと目を光らせたタヌキに出会います

。単独行動のタヌキよりも家族づれが多かった印象があるのですが、一体何故なんでしょうか?

知られざるタヌキたちの生態について調べてみました!!

 

たぬき 繁殖期 発情期

出典元:https://www.instagram.com/

 

タヌキってイヌ科ってご存知でしたか?

雄のタヌキは雄犬と同じく後肢を上げてオシッコをするんです。

マーキングというやつです。

その雄タヌキのマーキング、実はメスの発情期が近づくと増えるんです。

雄タヌキは普段よりも行動範囲を広げてマーキングを行うことにより共寝するメスのタヌキに情報を送っているのです。

 

タヌキの繁殖期とは?!

タヌキの繁殖期について説明すると、発情期になり共寝をするのは2月下旬~4月、妊娠期間は60日~65日、出産は5月~6月3~5頭(12頭まで)ほど産まれます。

授乳期間は30日程度です。

 

タヌキはどこで繁殖して住んでるの?

習性として犬は暗くて狭いところが大好きです。

天敵であった狼から身を隠すため、もともと犬の祖先がタヌキと同じく穴倉に住んでいたことに起因します。

ことわざでも「同じ穴のムジナ(タヌキの別名)」というくらい、タヌキと穴倉には切っても切れない関係があるようです。

しかし、タヌキは巣穴をあまり掘ることはないようです。

確かに畑の柵の下に自分で穴を掘ることもありますが、繁殖期の住処としては、アナグマなど他の動物が作った穴を利用したり、樹木の根っこの穴、岩の割れ目などを取っ替え引っ替え引越ししながら暮らしているようです。

 

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イクメンの雄タヌキ?!

一夫多妻制のタヌキ。

雄タヌキは春に繁殖したあと初秋まで子育てに忙しい。

餌を運んできたり、グルーミングをしたり、外敵から雌や子供のタヌキを守ります。

子ダヌキが親と同じくらいに成長すると、親子関係や子供同士の関係が希薄化して、別々に暮らすように分散していきます。

 

まとめ

私が見たタヌキさんは真夏でしたから、親子連れだったわけですね。

ところでロードキル(タヌキが交通事故により亡くなること)の70~80%はタヌキが占めているのですが、タヌキの被害が増える月があります。

タヌキが共寝する相手を探して行動範囲理広げる3月、親子兄弟が別れ別れになる10月から11月だそうです。

なるほどタヌキのロードキルの増える月はタヌキの生態に合致しているわけですね。

ドライバーのみなさん!春先と秋頃のナイトドライブの際には家族連れのタヌキにご注意ください。

 

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