よく同類化されるたぬきといたちですが、それぞれの生態や習性の違いを調べる事により、からどのように見分けるのかを調べてみました。

 

いたち たぬき 違い

出典元:https://www.instagram.com/

いたちの生態とたぬきの違い

いたちは、ネコ目のイタチ化に属する哺乳類の動物です。

しなやかで、細長い胴体が特徴で、体重は2㎏程度ととても小柄です。

特にオスとメスでは大きさが1,5倍~2倍近く違うそうです。

日本で見られる「ニホンイタチ」をはじめ、ユーラシア大陸、アフリカ、南北アメリカ大陸と、その生息域は幅広いです。

非常に凶暴な肉食動物として知られ、ネズミなどの小動物、鳥類、時には自分よりも大柄なうさぎなども食します。

小柄な為、屋根裏や床下に住みつき、とてもすばしっこい動きを見せます。

また、小声で鳴く事から、昔から、不吉の前触れとも言われています。

イタチによる人間の家の浸食被害も多く見られ、近年では、イタチ専門の駆除業者もいます。

顔の部分だけ見ると、毛の模様の付き方がたぬきと似ているため、同類の動物と思われる事もあるようです。

しかし、たぬきの方が丸顔で、いたちは面長のような気もします。

イタチの毛は大変高級で、「ミンク」と呼ばれる毛皮製品は高値で売買されています。

 

繁殖活動の違い

また、イタチが夜行性という部分はたぬきと同じですが、その習性には違いがあります。

たぬきは、一度ペアになり、夫婦になると、他には目もくれず、一生をその伴侶と過ごすといいます。

また、家族を守る為、常に家族で行動し、オスのたぬきもメスのたぬきが餌を探しに出る時は子守をする事もあります。

一方、オスのイタチは何匹かのメスをかかえます。人間でいうところの一夫多妻制です。

また、子育ては基本メスのみで行います。

小さい体つき故、身を守るのにもとても必死です。

たぬきは、敵が近づくと恐怖から体がすくみ気絶してしまいます。

また、自ら敵に向かう事はあまりないとされ、攻撃よりも守備傾向があります。

 

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イタチに関しては、敵を欺くために、肛門付近の臭腺から強烈な悪臭を出します。

「イタチの最後っ屁」ということわざも、このイタチの特殊的な生態から生まれた言葉だと言われています。

 

まとめ

いたちの生態を調べる事によって、明らかにたぬきと違うという事が分かったのですが、同類化されて考えられる傾向があるのは、顔つきの見た目はもとより、どちらも人間にとって被害をもたらす行為が見られるからでしょう。

どちらも日本に昔から生息し、度々昔話にもとりあげられ、様々なことわざがあります。

また、見た目の可愛らしさと反対に実は凶暴であるところ、むやみになつかせてはいけない所など、似ている部分は多数あげられます。

最近の家の造りではいたちが棲みつくという事は少なくなってきているようですが、田舎の古い家などに行けばイタチを目にする事ができるかもしれませんね。

 

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