たぬきも犬や猫のように、きちんとしつけをすれば、ペットとして飼う事ができるのでしょうか。
また、どのようなしつけをしたらいいのでしょうか。
調べてみました。
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何故ペットにしている人がいないのか
ペットでたぬきを飼うという話しは聞いたことがありません。
犬や猫のように小動物でありながら、何故たぬきを飼育している人はいないのでしょうか。
それは、犬や猫と違うたぬきの性質から見えてきます。
たぬきは、一般的に、「夜行性」と言われています。
昼に寝て、夜に活動をする点から、人間とは全く異なっています。
そして、そのほとんどが野生であるという事。
野生で夜行性のたぬきを人間と同じように生活を共にさせようとしても厳しいものがあります。
たぬきの好物
ペットには餌を与えます。
では、たぬきをペットにしたとして、どんな餌を与えればいいのでしょうか。
一概には言えませんが、たぬきは好き嫌いをせず、基本的に何でも食するそうです。
しかし、何でも食べるという点が、かえって厄介になるのです。
それは、私たちが食する物まで食べてしまうという事です。
仮にたぬきに餌として食物を与えても、目を離したすきに私たちの食べ物まで食べられてしまったら元も子もありません。
たぬきをしつけるには
見た目こそ小さく、大人しく臆病そうなたぬきですが、山で生まれ、山で育ったたぬきはかえって凶暴で人になつきにくいものです。
警戒心が強く、外から来るものを敵とみなし、防御に入ります。
たぬきは上記の点から、害獣指定されています。
山から下りてきたたぬきを手なづけるのには大変な時間と忍耐が必要です。
共に寝食をするくらいの気持ちががなければ、人間に心を許す事はないと思われます。
また、人間としても昼夜が逆転するので、生活習慣が変わってくるでしょう。
しかし、それほど親身にしつけてもなつく事が難しいため、しつけるのはかなり難易度が高そうです。
幼獣の時から親身に育てていけば、もしかすると人間と同じ生活リズムを歩み、共に生活する事も可能になるかもしれません。
しかし、どんなに頑張ってしつけても、犬や猫と違い、しつけられた当人にしか心を許すことがないため、外部の人にはやはり警戒心を持ったまま接するでしょう。
まとめ
夜行性という観点から、人間とは真逆の生活リズムなので、共存する事は難しいと思います。
また、長きに渡り、野生で生きてきた動物だからこそ、人間に対する警戒心も強く、人が手なづけるという事は無理に近いものがあるのではないかと思います。
しつけをするというよりまず、たぬきの性質を理解し、たぬきの生活に歩みよる事が、人間とたぬきの共存を成し得る第一歩だと思います。